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Posted date:2015.06.16

【ニュース】セルフパブリッシングの売り上げが急増するイギリスの電子書籍事情

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電子書籍に関する最新動向をお届けします。最近、欧米の出版市場においてセルフパブリッシング(自費出版)が注目を集めています。イギリスでは、電子書籍市場でセルフパブリッシングが売り上げの15%を占めたそうです。

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 興味深い数字がある。2014年のセルフパブリッシング(自費出版)の売り上げが、出版市場全体の売り上げの5%に達し、電子書籍市場では15%を占めたという。イギリスの出版市場の話だ。

 イギリスではセルフパブリッシングの売り上げが驚くほど成長しており、2012年以降で77%増となっている。アメリカに続き、イギリスでもセルフパブリッシングがビジネスモデルとして確立されたと言えるだろう。

 この興味深い数字は6月上旬、ニールセンブックの英国リサーチディレクターが発表したもの。彼は、「セルフパブリッシングやアマゾン出版された書籍は、出版市場の主流の一つになろうとしている」と話している。消費者の半数以上がセルフパブリッシング書籍について知っており、23%が購入したことがあるそうだ。セルフパブリッシングとなると、その質に疑問を持つ人もいるかと思いきや、「質において従来の出版物と比べて遜色がない」と回答した人が80%近くに上ったという。

 そもそもセルフパブリッシングは、「商業的な売り上げを目的としない出版物」というイメージが強い。日本においては、創立○○周年を記念して社史をまとめる、サークルなどで詩集を作る、または“自分史”をまとめるといった使われ方が主流だろう。

 しかし、欧米ではセルフパブリッシングが新しいビジネスモデルとして注目を集めて久しい。電子書籍であれば、紙の出版物のように流通ルートや販売部数を確保する必要もなく、利用者が多いからだろう。実際に、フランスでは2014年末、セルフパブリッシングされた『Les gens heureux lisent et boivent du café』が仏アマゾンで3週連続ベストセラー1位を獲得したという報道もある。

 イギリスのニールセンが出版市場の“本流”と見なしたセルフパブリッシング。もしかしたら日本でも近い将来、セルフパブリッシングが一つのビジネスモデルとして注目を集めるかもしれない。

 

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