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Posted date:2015.07.02

【ニュース】ドイツで電子書籍のセルフパブリッシング作家が急増

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電子書籍に関する最新動向をお届けします。「本は魂」というドイツで電子書籍のセルフパブリッシング作家が急増しています。わずか2年後の2017年には、彼らが発表する新刊タイトルが17万5000点にも上るとの予測も出ており、注目が集まっています。

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 ドイツで電子書籍のセルフパブリッシング作家が急増しています。なんと2年後の2017年には、セルフパブリッシング作家による電子書籍が17万5000点にまで増えるとの見方も出ています。

 その予測は、ドイツの出版ニュースサイト「buchreport.de」のインタビューに、ドイツのPOD(プリント・オンデ・マンド)ベンダーBooks on Demand社CEOであるGerd Robertz氏が答えたもの。彼は、「我々はセルフパブリッシングで強力な収益の成長と新しいリリース数を確認し続けています」と語りました。
 同氏は「セルフパブリッシングの電子書籍分野は、年間54%成長」していると強調しており、「2013年に3万1000点からスタートして、2017年には17万5000点の新しいタイトルが増えるだろう」と話しています。

 「17万5000点の新タイトル」と聞いても、なかなかピンとこないので、日本の年間の書籍新刊点数と比較してみましょう。『出版年鑑2014年版』によると、2013年の日本の書籍新刊点数は8万2589点。単純に比較すると、日本で年間に発行されるすべての新刊の2倍強ものタイトルを、ドイツではわずか2年後に、セルフパブリッシング作家たちが電子書籍で発表することになるということになります。すさまじい点数と言えるでしょう。

 「本は魂」というマインドを持つ人が多いからか、ドイツの出版界は紙媒体が圧倒的に強いことで知られています。そんなドイツで、セルフパブリッシング作家による電子書籍の新刊点数が急増しているという点は、注目に値することかもしれません。

 ちなみにドイツでは、電子書籍をとりまく様々な規制の動きも見られています。韓国メディアによると最近、ドイツで成人向け電子書籍の販売時間が制限されることになったそうです。きっかけになったのは、『Pantyhose Cravings』という電子書籍で、性的描写が多く含まれた性転換者の自叙伝とのこと。今後、ドイツでは成人向け電子書籍の販売は夜10時~朝6時の間のみになると見られています。

 いずれにせよ、セルフパブリッシング作品の増加、規制の導入と、ドイツでも電子書籍を取り巻く情勢が大きく動いていると言えるでしょう。

 

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