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Posted date:2015.04.15

【サッカー】韓国が見た日本/第2回 ザック・ジャパンの評価

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韓国サッカー取材歴20年の慎武宏(シン・ムグァン)が『週刊サッカーダイジェスト』で連載したコラム「韓国が見たイルボン(日本)」のバックナンバー。現在も『Webサッカーダイジェスト』で、「韓国の視点」として好評連載中。

東アジアカップで選手たちを労う日本代表ザッケローニ監督

「ブラジルW杯本選第一号は日本」(スポーツ・ソウル紙)、「ザック・ジャパン、日本の5大会連続WC本大会進出の金字塔を打ち立てる」(NEWSIS)。6月4日のオーストラリア戦でW杯出場を決めたザック・ジャパンのニュースは、韓国メディアで報じられた。

 そんな中で目を引いたのが、韓国最古のスポーツ新聞『イルガン・スポーツ』の記事。「世界に近づいた日本、アジアに近づいた韓国」という大見出しとともに、「日本は世界を目指し、目先の得失よりもきめ細かいパスを通じて試合を支配する安定的な競技力が印象的だった。これからもコンフェデ杯などを通じて組織力を高める機会は多い」としつつ、「韓国はW杯本選出場というアメばかり追いかけ、苦戦を重ねた。毎試合先発が変わり、組織力も散々。世界との格差はさらに広がった」と嘆く有様だ。文末では94年W杯で韓国代表を率いたキム・ホ監督が、「日本のように長期的な観点で未来を見つめる代表運営が必要だ」と指摘したほどだった。

 興味深いのは、この記事に対する読者の反応だ。韓国が停滞し日本が躍進すると、この手の記事はよく見受けられるが、同紙のサッカー班キャップのソン・ジウンによると、今回は意外な反応が多かったという。

「以前は “なぜ日本を賞賛して韓国を出し抜くのだ”と感情的な抗議電話などがあったりしたものですが、今回は “アジアに近づいた韓国”ではなくも、“アジアに埋もれた韓国”だろうと厳しくなじられたくらいです。他紙では“日本が羨ましい”という見出しが躍りましたが、それがファンたちの偽らざる本音でしょう」

 確かにその通りかもしれない。早々とW杯出場を決め、今年下半期の強化プランが決まっている日本とは対照的に、韓国は今後の強化日程どころか、今後誰が代表を率いるかさえも不透明。チェ・ガンヒ監督はかねてからアジア最終予選で退くことを公言しており、その後任人事を巡ってはロンドン五輪代表監督のホン・ミョンボ、02年W杯トルコ代表監督でかつてFCソウルを率いたセノール・ギュネス、浦項を09年ACL王者に導いたブラジル人監督セルジオ・ファリアスなど、さまざまな名が挙がっているが、果たして……。

文/慎 武宏

週刊サッカーダイジェスト 2013年7月2日号掲載

 ピッチコミュニケーションズでは、韓国唯一のサッカー専門写真エージェンシーである『FA PHOTO』、韓国のスポーツ&エンターテインメント専門写真エージェンシーである『SPORTS KOREA』とは業務提携関係にあり、日本における営業業務代理店でもあります。写真についてのお問い合わせは、下記お問い合わせフォーム、またはこちらからお願いいたします。

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