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Posted date:2015.07.29

【日韓法律相談室】スポーツやエンタメのトピックスを弁護士の観点から

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日本と韓国にまたがって活躍中の金弘智(キム・ホンジ)弁護士。日韓スポーツ界のトピックスや韓流エンターテインメントに関わる法律問題などを弁護士の視点から解説・紹介していきます。

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 (写真提供/『民団新聞』

突然ですが、日本と韓国の法律が似ていることはご存知ですか? あまり知られていないかもしれませんが、法律の構成や法律用語など、両国の法体系はとてもよく似ています。政治、経済、文化、スポーツなど幅広い分野での交流が進む日本と韓国ですが、弁護士の交流も活発です。弁護士同士のサッカー“日韓戦”が行われるほどです。3月にはタイで『弁護士サッカー・アジアカップ』があり、私も参加してきました。韓国とは1-1の引き分けでしたが、互いに笑顔で健闘を称え合いました。

これから本欄でコラムを連載させていただくことになりました弁護士の金弘智(キム・ホンジ)と申します。このような機会をいただけることを大変光栄に思います。宜しくお願いします。

今回は第1回ということで、まずは私の自己紹介から始めたいと思います。

私は1981年に東京で生まれたいわゆる在日コリアン3世の韓国人弁護士です。慶應義塾高校(2000年卒)、慶應義塾大学(2004年卒)、慶應義塾大学法科大学院(ロースクール1期生・2006年卒)を経て、2006年に司法試験合格。2007年に最高裁判所司法研修所を経て、弁護士登録するに至りました。現在は東京神谷町綜合法律事務所にてパートナー弁護士として勤務しております。

私は幼い頃から韓国語の教育も受けていたこともあり、日本語と韓国語を駆使して、日韓間の法律問題に対処できる弁護士になりたいと考えてきました。
また、2002年の日韓ワールドカップやその後の韓流ブームを学生時代に肌で体感する中で、日本と韓国をまたぐスポーツやエンターテインメント全般を取り扱う弁護士になりたいと思うようになりました。

幸運にも弁護士登録後の最初の5年間が空前の「韓流ブーム」と重なったこともあり、現在取り扱う業務の半分以上は、韓国人アーティストグループや韓国人俳優のマネジメント会社、韓国大手広告代理店の顧問業務、法律相談業務などです。その他の業務の中で特徴的なのは日本進出を希望する韓国人プロ野球選手の代理人業務などでしょうか。いずれにしてもジャンルを問わず日本から韓国、韓国から日本という相談案件が多く、現在もこれらの業務を中心に月1回程度のペースで東京とソウルを往復しています。

弁護士登録以来約8年余り。冒頭でも触れたように、これまでに取り扱ってきた日韓の法律問題の経験からすれば、日本と韓国の法律体系は大雑把に言って7〜8割は内容が類似しています。しかしながら、両国の歴史や文化、国民性を反映して、同じ内容の法律があっても、それを適用する両国の行政庁と司法府(裁判所・法院)でまったく異なる判断が出たり、運用がなされることも少なくありません。
最近では、セウォル号沈没事件やナッツリターン事件、水泳日本代表選手の刑事裁判等が日本サイドから大いに注目されたところではありますが、これら事件も「似て非なる」日韓の法律文化から考察すると全容がよく理解できると思います。

これから始めていくこのコラムでは、日韓の法律文化の違いや共通点を日韓で日々起こるニュースや事件等を題材にして、取り上げていきたいと思います。
また、韓流エンターテインメントに関わる法律問題や、日韓スポーツ界のトピックなども弁護士の観点から取り上げていきたいと思います。
まずは次回ですよね。第2回は「弁護士から見た韓流の現在」というテーマで行ないたいと思っていますので、どうぞお楽しみに。

文/金 弘智(弁護士)

 

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