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Posted date:2015.08.03

[サッカー]日本男女を下した北朝鮮サッカー界の知られざる強化策

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サッカー・東アジアカップでなでしこジャバン、ハリル・ジャパンを連破した朝鮮民主主義人民共和国(以降、「北朝鮮」と表記)。その勝利の裏側には、知られざるサッカー環境もあるようです。食や環境面でも大きく変貌を遂げている北朝鮮サッカー事情を取材裏話としてお届けします。

北朝鮮3

いよいよ始まったサッカー・東アジアカップ。日本はなでしこジャバン、ハリル・ジャパンがともに朝鮮民主主義人民共和国(以降、「北朝鮮」と表記)に敗れ、男女ともに黒星発進となりました。多くのメディアで“伏兵”とされていた北朝鮮だけに、サッカーファンたちも少なからずショックを隠せないのでは。ただ、同国サッカーは決して弱小ではありません。女子サッカーは古くから“アジアの強豪”でした、男子も2010年南アフリカ・ワールドカップに出場。今年から始まったロシア・ワールドカップ・アジア2次予選でもイエメン、ウズベキスタンに連勝してグループHの首位に立っているのです。

ただ、伝わってくる情報の少なさから「謎が多い」と言われているのも事実。今回、弊社では東アジアサッカー連盟公式サイトの韓国男女・北朝鮮男女のチーム紹介原稿を担当させていただいたこともあり、朝鮮サッカー協会関係者や在日サッカー関係者にも話をお伺いしたのですが、北朝鮮サッカー界は近年、さまざまな変化があるとのことでした。

北朝鮮4

例えば食の面です。北朝鮮では2011年から『クムコプ体育人総合食料工場』なるものがピョンヤンで開業。「クムコプ」とは「金のカップ」という意味ですが、ここではアスリートたちが食べるパンやお菓子、肉加工食品などの栄養食品などを作り供給しているとか。

20種類以上のスポーツ飲料も独自開発しており、選手たちの間でも好評だそうです。なでしこジャバンとの試合では北朝鮮選手の衰えない体力が印象的でしたし、ハリル・ジャパンとの試合では2m級FWパク・ヒョンイルの恵まれたフィジカルが印象的でしたが、もしかたらした『クムコプ体育人総合食料工場』の効果の賜物だったかも。

また、スタジアム環境面でも新しい整備が進んでいるとか。その代表例が、全面リニューアルされたらしい『メーデー・スタジアム』だそうです。

メーデー・スタジアムといえば1989年に作られ、95年にアントニオ猪木さんが行ったプロレス興行や、大規模マスゲーム公演“アリラン”の上演場所として知られていますが、そのシンボル的スタジアムを大改修。サッカーのピッチも整備され、そのこけら落としとして女子代表の試合が行われたほどだそうです。

北朝鮮女子1

ちなみに近年は国家的事業として「スポーツ強国」「サッカー強国」を目指している北朝鮮。仁川アジア大会、世界体操選手権大会、世界レスリング大会など、成果を出す選手たちは多く、2013年頃から全国道対抗スポーツ大会を催すなどスポーツの大衆化に力を入れているとのこと。同国サッカー協会関係者によると、新年辞でもサッカー強化に言及されたほどたとか。東アジアカップで男女が揃って日本を下したことで、その取り組みにも一層弾みがつきそうな気配です。

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