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Posted date:2015.10.19

『宿命の日韓二千年史』著者・康熙奉さんインタビュー

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古代から現代までの日本と韓国の歴史を綴った書籍『宿命の日韓二千年史』(勉誠出版)。その著者である康熙奉(カン・ヒボン)さんに、執筆理由や本の内容、日韓の歴史交流に関してお聞きしました。

康熙奉(カン・ヒボン)


●プロフィール
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。東洋大学工学部建築学科および日本大学文理学部史学科卒業。韓国の歴史・文化についての著作多数。主な著書に『知れば知るほど面白い朝鮮王朝の歴史と人物』ほか「知れば知るほど面白い」シリーズ(実業之日本社、累計70万部)『日本のコリアをゆく(TOKIMEKI パブリッシング)『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』(実業之日本社)『悪女たちの朝鮮王朝』(双葉社)など。

 

『宿命の日韓二千年史』カバー画像

―本書を執筆した目的は?

「日本と韓国の間には、二千年にわたる長い歴史があります。しかし、古代から現代までの全体像をわかりやすく説明した本があまりないのが現状です。日韓の歴史というのは難しくなりすぎるところがありますが、歴史の予備知識があまりない方でも読み進めることができる本が必要なのでは……そう思って執筆しました。隣国同士が古代から現代までお互いに影響しあいながらどんな付き合いをしてきたのか。そのことを重点的に取り上げました」

――書かれている内容を具体的に紹介してください。

「主に3つのポイントがあります。最初は古代です。朝鮮半島では高句麗、新羅、百済という三国が激しく争っていましたので、その戦乱を避けて多くの人たちが日本に来ています。そういう渡来人が自分たちの技術を生かしながら定住していく過程をまず書きました。次に、朝鮮出兵から江戸時代です。大事なのは、朝鮮出兵という激しい戦争がありながら、戦後の早い段階で国交が回復したことです。以後、徳川幕府と朝鮮王朝は蜜月を築きました。両国は本当に仲が良かったですし、その交流の様子は来日した朝鮮通信使の足跡として日本各地に残っています。私もかなり回りましたが、その一部を本書でも紹介しています。3つ目は明治時代から現代までの日韓史です。学校の勉強でもあまり触れないので、その経緯を知らない方も多いかと思います。本書では植民地支配、戦後の日韓国交正常化、FIFAワールドカップ日韓共催、韓流ブームなど、重要な出来事を時系列に沿って順に解説しています」

――日韓二千年の歴史を振り返ってどのような感想をお持ちですか?

「お互いに友好的に交流した時期がとても長いのです。確かに、朝鮮出兵や植民地支配という心の痛む歴史もありましたが、その時期を除けば、長い年月にわたって日韓は隣国同士としてお互いに影響し合ってきました。かつて日韓は『近くて遠い国』と言われましたが、日韓二千年の歴史を見ていくと、むしろ両国は『近くて近い国だった』と本当に実感します」

――タイトルにあるように、まさに日韓の歴史は「宿命」ですね。

「家を引っ越すことはできても、国同士が場所を移すことはできません。過去から未来永劫にわたって日本と韓国は隣国同士であり、これこそが本当の宿命です。そうであるならば、お互いに仲良くするのが一番いいと思います。本書を通して隣国との長い歴史に興味を持っていただければ幸いです」

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