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Posted date:2015.05.07

【マーケティング資料】韓国サッカー実態調査レポート2014【設問2-3】

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韓国サッカーの現状については日本でも広く知られるようになった。しかし詳細な情報はまだまだ探しにくい。そこで、韓国サッカーの知られざる実態を明らかにすべく、信頼できるさまざまな関係者、関係各署を取材。その調査結果をここにリポートする。

過去10年のKリーグ観客動員の推移

 

©photo by FAphoto

設問2.過去10年のKリーグ観客動員の推移

2002

日韓ワールドカップを前にサッカーへの熱気が高まり、プロサッカー各クラブによる観客誘致のための積極的なマーケティングの取り組みなど、さまざまな要因により、平均観客数が飛躍的に増加した。日韓ワールドカップで韓国代表がベスト4に進出したことにより、いわゆる「サッカー症候群」が生じ、観客が爆発的に増加した。

 

2003

イ・ヨンピョ、キム・ナミル、イ・チョンスらワールドカップで活躍した有名選手の相次ぐ海外進出、韓国代表の不振、国内の経済事情の冷え込みにより、平均観客数が急激に減少。軍隊チームである光州尚武と市民クラブの大邱FCが新たに参加して試合数が181試合から265試合に大きく増えたが、新生クラブが多くの観衆を集めるには至らなかった。さらに、特定企業の出資で成り立つ企業クラブと市民クラブの実力差が大きく開き、入場者数が大幅に減った。自然と2002年日韓ワールドカップの熱気は冷めてしまった。その流れは2004年まで続く。

 

2005

前年比で1試合当たり平均2,000人ほどが増えた。その背景には「パク・チュヨン シンドローム」があった。ユース時代から期待の星だったパク・チュヨン(現アーセナル)がFCソウルに入団し、18ゴール-4アシストを上げて、シンドロームを起こしたからだ。ソウルのホームスタジアムには多くの観客が集まり、対戦チームも「我々チームのスタジアムにパク・チュヨンが来る」と大々的に宣伝するなど、パク・チュヨンマーケティングを展開するほどだった。

 

2006

市民クラブの慶南FCが参戦し、多くの観客を呼び集めたが、韓国代表はドイツ・ワールドカップで1勝1分1敗という結果で決勝トーナメント進出に失敗し、国民の失望を招くことになった。次第にKリーグ離れも起こりはじめた。また、人気の低いクラブである城南一和がリーグ優勝したことも興行に悪影響を及ぼし、平均観客数が急激に減少したと分析されている。

 

2007

前年度の半生からか韓国プロサッカー連盟は、集客のために前出した「6強プレーオフ」を導入。総試合数が前年比で24試合減となったが、サッカーファンたちの関心を集めることに成功した。

 

2008

6強プレーオフが人気を博し、平均観客数が着実に増加した。

 

2011

史上初となる年間300万人の観客動員を突破した。前年と比べ平均観衆はそれほど変わらなかったが、同年6月に起こった八百長騒動の中での結果としては意味があったと評価されている。 Kリーグのファンが、八百長にすべての選手が関わったわけではなく、一部の問題であると認識した証拠という見方だ。

 

2012

入場者数の集計方法が変わった。年間会員、招待券なども入場観客数に含めていた集計法から、実際にスタジアムに入場した人数のみ集計している。 6月初旬、試合当たりの平均観客数は2002年の半数の8000人台に落ちている。プロ野球人気もKリーグの興行不振に影響を与えたという見方もある。

 

2013

前年度に続き、有料観客数で集計。また、各クラブの入場料を参考に客単価も発表。クラシックの総観客数は203万9475人、1試合当たり平均7638人、客単価3708ウォンだった。水原三星(計33万6098人、平均1万7689人)、FCソウル(計31万5540人、平均1万6607人)、全北現代(計19万3060人、平均1万161人)の順で、このうちFCソウルが有料観客比率85%、客単価6452ウォンで最も高い数値を記録した。チャレンジの総観客数は24万3334人、平均1726人、客単価1983ウォンで、尚州が最も多い1試合当たり2774人を集め、安養FCが客単価4484ウォン、有料観客比率79%と最も高い数値を見せた。

 

設問3.Kリーグのシステムと制度

 

Kリーグは日本のJリーグのように、「地域名+ニックネーム」というクラブ名は一般的ではなく、その形態は日本のプロ野球のように「スポンサー企業名+ニックネーム」のクラブが多い。ただ、最近は地域に根付いた市民クラブの創設が増えている。2002年のW杯以降、仁川・大邱・慶南・尚武・江原・光州の6クラブがKリーグに参入したが、軍隊クラブの尚武以外のクラブは地方自治体が主体となって創設された市民球団であり、企業チームの新規参入はなかった。

そんな中、2013年から1部・2部リーグ制が導入され、それまで実業団クラブとしてナショナルリーグに参加していたクラブがプロクラブに転身し、2部リーグに当たるチャレンジに参戦している。尚州と同じく、兵役中のプロ選手たちの受け皿となる警察庁蹴球団も1部・2部制の導入に合わせてKリーグ参戦するようになった。

■2014年 Kリーグ・全クラブ一覧

Kリーグ全チーム紹介

 

【設問4-1】KFAとKリーグの組織関係 >>>

目次-【設問1】Kリーグの観客動員の推移 >>>

 

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